盛岡市中央公民館(盛岡市愛宕町)で5月14日、転入者向けに盛岡の歴史文化を伝える講座「よくおでんした盛岡へ-盛岡を知る絶好のチャンス-」が始まった。
盛岡市に転入してきた人たちへ向けて、盛岡の魅力を感じてもらい、盛岡での生活を楽しく過ごしてもらおうと、盛岡市中央公民館が開く。これまでは「ようこそ盛岡へ」と題し開いてきたが、今回から盛岡弁の「よくおでんした」を使い盛岡らしさを表現した。
11人の講座参加者は、昨年から今年にかけて九州や福島、埼玉などから転入してきた人たちで「盛岡に住むのに何も知らないのはもったいない。山があって自然が豊かで歴史の深い盛岡を学びたいと思う」と参加者の一人は意欲を見せる。1回目の講義では「盛岡の魅力」をテーマに市の観光課課長補佐小笠原千春さんが盛岡の成り立ち、文化、歴史、先人の業績、特産品などを、映像を使って紹介。小笠原さんは「城下町ならではの都市としての機能もありつつ、昔のものがほどよく残っているのが盛岡の魅力なのかなと思う」と講義の中で話した。
参加者の女性は「自然と芸術と先人、これまで歴史をつくってこられた人たちの様子が分かって、ますます盛岡が好きになった」と話した。
講座は全5回。今後は、盛岡市ふるさとガイドとの盛岡探訪や郷土和菓子作りに挑戦するなど、楽しみながら盛岡を学ぶ。