真珠発明から120周年を迎えるミキモト(東京都中央区)は、銀座本店前の「ミキモトガーデンプラザ」に展示している桜の寄贈先を岩手・宮城・福島から募集する。
同社は「銀座前を訪れる方々に美しい桜を楽しんでもらい、自然の素晴らしさを感じてもらおう」と1996年から銀座本店前に桜を展示している。翌年から東京近辺の施設へ展示後の桜を寄贈する活動を続けてきた。
今年は、白い花の大島桜と薄紅色の花を咲かせる御殿場桜を展示している。このうち一本を東日本大震災の被災地復興を願い、岩手、宮城、福島のいずれかの施設へ寄贈し植樹する。もう一本は、東京近郊施設へ寄贈する予定だ。寄贈先をつなげられるようにとメッセージアルバムも制作するという。
応募条件は、東京近郊、岩手、宮城、福島3県の学校、幼稚園、保育園、福祉施設、公園など公共の施設。応募はメールとはがきで受け付ける。運搬、植樹費用は同社が負担する。
同社広報担当の坂巻志保さんは「今年は2本の桜を寄贈することになった。桜がつなぐ人と人との縁を願って、被災地の復興を応援したい」と話す。
締め切りは4月12日まで。当日消印有効。