昨年11月30日から冬季閉園していた盛岡市動物公園(盛岡市新庄)が3月15日、今年の春季開園を迎え、オープニングセレモニーに宮古の園児らを招待した。
セレモニーには、宮古市津軽石保育所の園児20人と保護者を招待し、テープカットを佐々木春華(しゅんか)ちゃんと宮紀奈(ことな)ちゃん、くす玉割りを斉藤華ちゃんと中嶋あいらちゃんが、それぞれ行った。
谷藤裕明盛岡市長は「盛岡から沿岸被災地を応援したいと宮古から子どもたちを招待した。かわいい動物や珍しい動物がたくさんいるので触れ合いながら楽しい時を過ごしてほしい」と子どもたちに話した。
同保育所職員の駒米百合子さんは「震災から随分たっているが招待いただけてありがたい。動物と触れ合う機会もなかなかないので楽しんでほしい」と話す。
園児たちはセレモニーの後、ウサギとヒヨコの抱っこや猿への餌やりなどを体験。職員から「やさしく抱いてあげてね」とアドバイスされると、園児はウサギを抱っこしながら「フワフワして気持ちいい」「かわいくてあったかい」など動物に触れての感想を口にしていた。
今月17日13時からは、春季開園記念としてもちまきを行うほか、動物と触れ合えるさまざまなイベントを開催する。
開園時間は9時30分~16時30分。水曜定休。入園料は、高校生以上500円、中学生以下無料。