神子田朝市(盛岡市神子田)で3月2日・3日、「T-1グランプリ(漬物グランプリ)」が初めて開催された。
同イベントは、盛岡地区生産者立売組合が冬場の集客を目的に初めて企画したもの。同組合長理事の吉田久一さんは「今の時期、農家は漬物を漬けているのではと考えた。農家の漬物は工夫を凝らしたものが多いので集めたら面白いと思って企画した。冬で来客の少ない朝市にお客を呼べたら」と話す。
今回は農家や業者など18の個人・団体が66点の漬物を出品。参加者は試食しておいしかった漬物に、投票用のつまようじを投票し、その数でグランプリを決めた。漬物は販売も行われ300円以上の購入者にはリンゴ1個がサービスされた。
2日は、朝から荒れた天候になったため中止となった。同3日は、天気も良く観光客や地元の人たちがオリジナルの漬物を試食し、お気に入りの一品に投票していた。7時を過ぎると試食用の漬物がなくなるほどの盛況ぶりで、来場者は「どの漬物もおいしくてご飯が欲しくなる。家でも漬物を漬けるので、いろいろ味見しながら参考にしたい」と話した。
初代グランプリには「たくわん漬け」を出品した吉田洋子さんが選ばれた。「お酢と塩のシンプルなたくわん漬けでこのイベントのために漬けた」と話す。準グランプリには「干し柿のワイン漬け」を出品した柏●(かしわざき)公子さん、2部グランプリには、農産物加工工房「澤菜」が選ばれた。
神子田朝市の営業時間は5時~8時。月曜定休。
※●はやまかんむりに可