IT技術者などが被災地支援を支援するプロジェクト「Hack for Japan」の岩手版「Hack for Iwate」が3月20日、釜石市内で行われる。
同プロジェクトはGoogleや日本マイクロソフト、アマゾン、Yahoo! Japan、楽天などIT関連企業やフリーランスのIT技術者などが参加する支援プロジェクトで、震災直後の昨年3月に発足。これまでに宮城県、岩手県、福島県、東京都などでアイデアを考える「アイデアソン」、それらを具体化する「ハッカソン」が行われてきた。 今回は岩手版として「Hack for Iwate」として開催する。
岩手ではすでに3回行われており、今回は岩手版として「Hack for Iwate」を開催。実際に釜石市内を歩きながら地図共有サービスのOpenStreetMapを活用して三陸沿岸で再生しつつある店舗情報をネット上の地図にマッピングする。当日は講師として、マップコンシェルジュ(埼玉県所沢市)の古橋大地社長、sinsai.infoの総責任者を務める関治之さんを迎える。
同プロジェクトでは現在、岩手在住のIT技術者らに参加を呼び掛けている。会場は釜石市内の飲食店「ジャズタウンホール」で、参加費は無料だが当日は会場費としてカンパを呼び掛ける。
同プロジェクトを担当する高橋和氣さんは「復興していく町の様子を地図に起こしていくので、復興の現場で活動している人に参加してほしい」とし、「ITの専門家もそうだが、地域のキーパーソンにも参加してもらい、継続的な協働作業をするきっかけづくりになっていければ」と話す。
開催時間は9時~15時。ノートパソコン(ブラウザーはInternet Explorer以外)とツイッターアカウントが必要。定員は25人。