インターネット検索サイト大手のグーグル(東京都港区)は、岩手県を含む東日本大震災で被災した地域のパノラマ画像をGoogleマップの「ストリートビュー」で公開した。12月13日、同社ブログで発表した。
被災地の画像を公開したのは青森県から茨城県の太平洋沿岸と山形県で、うち今回新たに青森県、岩手県、福島県、茨城県の各市町村を追加。岩手県内では普代村から陸前高田市までの三陸沿岸部と盛岡、奥州、北上など内陸部、計20市町村が公開された。これですでに公開されていた一関を含めると21市町村となった。
同社ブログによると、同事業を進めていたデジタルアーカイブプロジェクトが専用の撮影車を使い今年の7からおよそ半年かけて約4万キロを走行し撮影したという。宮城県の市町村などすでに公開しているエリアについては、震災前の画像と併せて「未来へのキオク」として引き続き公開している。
この情報はすでにフェイスブックやツイッターなどで広がっており、被災地エリアを画像で公開することについては、おおむね好意的な意見が寄せられている模様。