盛岡市の岩手県庁裏に12月1日、アートギャラリー「CYG（シグ）」（盛岡市内丸、TEL 019-681-8089）がオープンした。

　経営するのは市内でグラフィックデザイナーとして活動する清水真介さんと、プロのワークショッププランナーの那須賢輔さんの2人。雑居ビルの2階に、2人の仕事場を併設したギャラリーを開いた。

　「作品や作家と正面から向き合いたい」ことから。「よくあるレンタルスペースではなく、作品の売り上げをベースに経営する計画」（那須さん）とし、さらに作品カタログの販売、ワークショップの運営で作家、ギャラリー、顧客の三者間にシナジーを生み出したい考えだ。

　現在は北上市出身の版画家、ちばなさなえさんの個展「ちばなさなえ過去未来点」を開催中。木版画とは思えないゆるいタッチの作品は「絵画と版画の間の位置付け」と評価する。来年1月22日には、ちばなさん本人によるギャラリートーク（無料）を、同21日にワークショップ（1,500円）を、それぞれ予定する。

　開館時間は11時～20時。年末年始以外、個展期間中は無休。版画展は1月22日まで。