矢幅駅前に飲食店を集積した屋台村施設「YAHABAR(ヤハバール)」が11月下旬にオープンする。
盛岡市に隣接する矢巾町は近年、住宅や商業施設が増え岩手医科大学矢巾キャンパスの開設、薬学部の新設など町内の開発が進んでいる。矢幅駅前も区画整理事業が進められており、バスターミナルや公園、道路などの整備が進められている。
新しい屋台村施設は矢幅駅前の「にぎわい創出」を目的として同町商工会などが中心となり、運営会社「ヤハバックス」を設立。11月下旬のオープンに向けた準備を進めている。
横丁をイメージした約160坪の敷地に7店がオープンする。岩手医科大学付属病院が町内に移転する2018年には、さらに5店が追加される予定。区画整理で移転してくる飲食店や飲食店開業にチャレンジする町内在住者などに提供される。店内の小上がり席で使うテーブルは同町で毎年6月に開催される「ちゃぶ台返し世界大会!?」のピーアールも兼ねて「ちゃぶ台」を使うという。
多くの町民に利用してもらえるようにとイベントスペースやコーヒー・軽食等で朝から利用できる店など「夜」だけに偏らない運営を予定。同社社長の佐々木広之さんは「町民が集う、語らう、食を楽しむ、サードプレイスの場を提供して矢巾をもっと元気な町にしていきたい」と意気込む。