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雫石の軽トラ市が「地域づくり表彰」受賞-国交省、人の交流を評価

昨年の元祖・軽トラ市の様子。(写真提供=雫石商工会)

昨年の元祖・軽トラ市の様子。(写真提供=雫石商工会)

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 雫石町の名物露天市「元祖 軽トラ市」(しずくいし軽トラック市実行委員会)が9月30日、国道交通省の「平成23年度・地域づくり表彰」に選ばれた。

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 同彰は地域の想像力を生かした個性ある地域づくりによって同地域に功績があった事例を表彰するもので、このほかに農業体験ができる農家民宿(石川県能登町)やダリアの花による町づくりを行った福島県塙町の事例などが選ばれた。岩手県では過去に2006年に遠野市の「まぶりっと衆・早池峰の会」、2011年に藤沢町(現一関市)の「藤沢野焼祭」などが受賞している。

 軽トラ市は歩行者天国で軽トラックの荷台を使ったイベント販売で、人々の交流する空間を商店街が一丸となって取り組んだことなどが受賞の対象となった。これを手本にした軽トラ市が全国各地(約40の自治体)に広まり、各地で同様の効果をもたらしたことも表彰の理由になっている。

 受賞を受けて同実行委員会の相澤潤一さんは「当初は『軽トラックを売ってるの?』と言われたこともあったが、7年経って『あの雫石の(軽トラ市)ね』とまで言われるようになった。町内外の人の交流が商店街を構成する店にとって、より経済効果が感じられるよう取り組んでいきたい」と話す。

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