個人投資家向けのマイクロ投資プラットフォームを運営するミュージックセキュリティーズ(東京都千代田区)は8月4日、盛岡で「セキュリテ被災地応援ファンド」の説明会を行う。
同ファンドは、東日本大震災で被災した地域の民間企業を対象に一般市民から小額の投資を募る個人向け投資事業で、今年4月25日に募集を開始。すでに宮城県や岩手県など11の被災企業で実績がある。同ファンドは1口1万500円で、うち5,000円を被災企業に出資金として投資しながら、5,000円を応援金として被災企業に直接寄付する仕組み。500円は同社手数料。
同社は、音楽家や酒造メーカー、発展途上国の低所得者支援NGOなどを資金面で支援する共感型投資ファンドをインターネット上で実現するベンチャー企業で、電通などと業務提携の実績もある。
説明会は投資および寄付をする一般市民(個人投資家)と県内の被災企業を対象に、ファンドの仕組みや実際に投資を受けた被災企業の実情をレクチャーする。
今回は被災企業の中から、同ファンドですでに投資や寄付を受けたしょうゆ醸造所の八木澤商店(陸前高田市)や海産物加工業の斉吉商店(気仙沼市)のほか、今後ファンドを受ける予定の酔仙酒造(同)、三陸味処三五十(山田町)、三陸とれたて市場(大船渡市)などが参加し、復興に向けてアピールする予定。
会場は複合施設アイーナ(盛岡市盛岡駅西通)会議室で、時間は18時30分~20時30分。無料。