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岩手の美術館で「プリン」テーマに現代アート展-「ゆるい」作品140点

盛岡を中心に活動する作家が、プリンをテーマに「ゆるい作品」を発表。写真は柳田陽一さんの「プリンを運ぶ装置」

盛岡を中心に活動する作家が、プリンをテーマに「ゆるい作品」を発表。写真は柳田陽一さんの「プリンを運ぶ装置」

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 岩手町立石神の丘美術館(岩手町)で現在、プリンをテーマにした現代アート展「プリン同盟10周年記念展」が行われている。

千葉勉さん作「ぷりん観音」

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 プリン同盟は現代アーティストの三河渉さん(盛岡市在住)らを中心に2001年に発足。これまでに79人の作家らが作品を出し合い、毎年「喫茶クラムボン」(盛岡市紺屋町)で展覧会を開いてきた。

 今回は設立10年を記念した節目の展覧会で、47人が参加。絵画や立体作品、彫刻作品、服飾、パッチワークなど144点を展示する。中にはプリンの歴史をパロディー化した年譜やプリンのミイラも。

 初日の今月11日には、10周年になぞらえ会長の三河さん自らが10段重ねの「食べられるプリン」を制作。作家や関係者らに振る舞った。

 同館学芸員の齋藤桃子さんは「見た目にもゆるいプリンがテーマ。堅苦しい現代アートというよりは、文化祭のノリすらある展示になったので、気軽に楽しんでほしい。実際に会場からは、よく笑い声が聞こえてくる」と話す。

 今月25日・26日には、ラベンダーフェアーに合わせて野だてらぬ「野プリン」の会も催すほか、7月24日には「プリンかるた」「プリンすごろく」を楽しむ「プリン縁日」も行う。

 開館時間は9時~17時。観覧料は、大人=300円、高校生・大学生=200円、中学生以下無料。7月24日まで。

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