たこ焼きなどを移動販売する東北ケータリングクラブ(本部=盛岡市大通)は、東日本大震災発生直後から被災地に支援物資を届ける活動を始めている。
東北地域の移動販売業をまとめる代表の村井義行さんが個人の資金で物資を購入したほか、盛岡市近郊の食料品店などからの提供を受け、3月15日・16日、移動販売車で被災地の山田南小学校(山田町)に向かった。道路の通行には一般車両の制限があることから、岩手県庁災害対策本部で通行許可証を入手した。
既に2回、現地に物資を届けた村井さんは「山田町は火災がひどく、他の被災地に比べて物資も行き届いていない。1日におにぎり1つを大人3人で分けてしのいでいる状況」と話す。
同クラブでは現在、義援金を受け付けている。「19日~21日は移動販売車で営業するので、そこまで届けてほしい。無理な人はファクスで連絡すると義援金を受け取りに行く」と話す。
営業場所は、19日=ビッグハウス上盛岡店(北山1)、20日=ホーマックスーパーデポ北上藤沢店(北上市)、21日=ビッグハウスアイスアリーナ店(下太田)。ファクス番号は019-626-7075。義援金は22日に山田町に届ける予定。