盛岡の老舗カフェ「てどあーる」が1月末、中央通から青山町に移転した。
移転先は、トイザらスなどが入居するニューコンビネーションプラザニットービル(盛岡市青山4)の3階で、昨年12月上旬からのプレオープンを経て、1月末にグランドオープンした。
建物の老朽化と手狭になったことから、30年ほど前の開店以来初の移転を行った同店。前店舗の3~4倍のスペースという60坪の店内は、以前の民芸調に加え、現店主の斎藤美里さんが漫画好きなことから「アニメ調」のインテリアも取り入れた。店の半分はアニメグッズやフィギュア、ぬいぐるみなどを飾るほか、店内奥のコミックルームには店主自慢の漫画やアニメのコレクションが並ぶ。
以前から、喫茶店ながらも「大盛りの店」として知られる同店。客層が異なることから移転に合わせてメニューをリニューアルし、オムライスとカレーライス、ドリアについては「普通サイズ」を追加。大盛りサイズだった以前の普通サイズは「てどあーるサイズ」として提供する。てどあーるサイズは複数で1皿をオーダーするケースが多いことから、1人で食べる場合はおよそ100円を割引く。
主なメニューは、オムライス各種(普通サイズ=819円~、てどあーるサイズ=1,081円~)、カレーライス各種(同=745円~、同=1,008円)、ドリア各種(同=819円~、同=1,050円)、生パスタ(892円~)など。ほか、ハンバーグ、ホットサンド、スイーツ、パンケーキも用意する。
斎藤さんは「以前は500種類以上のメニューがあった。移転してから少し整理したが、体制が整えば戻していきたい」と話している。
営業時間は11時~20時。