盛岡に大型書店「エムズエクスポ盛岡店」(盛岡市みたけ3、TEL 019-648-7100)が10月25日、オープンした。
オープン1週間を経ても、平日の昼間で店前の大型駐車場が常に埋まるほどの盛況ぶりで、ここ数年は閉店や経営縮小のニュースが目立った岩手県の書店業界にとって久々に明るい話題となった。
「東北最大級の複合型書店」を売り文句に、開店から話題を集める同店。経営は県内に百貨店やレコード店などを展開するマルカン(花巻市)で、同所で営業していたスーパーマーケット部分を書店として、隣りをCDやDVD、文具を扱う店舗として改装した。店のオペレーションには北海道内で同様の複合型書店を展開するコーチャンフォー(社名=リラィアブル、北海道釧路市)がコンサルティングに参画し、仕入れや情報共有の面でサポートする。
総床面積は800坪で、およそ半分を占める書店部分には約100万冊の書籍や雑誌をレイアウトする。壁、床、天井をオフホワイトで統一した店内は、「書籍や雑誌の表紙を引き立たせる」(佐々木謙一常務)ことからPOP広告を一切置かないのが特徴。「本のアイテム数をそろえており、特に専門書の充実度は高い。オンライン書店を利用する人も多いと思うが、実際に手にとってみて新しい本との出会いを楽しんでほしい」と話す
営業時間は9時~24時。