「アルメニア」をテーマにした写真展「アルメニア」と絵画展「Walks across S-Petersburg」が4月29日、コミュニケーションギャラリー・リリオ(盛岡市大通1、TEL 019-623-2520)で始まった。
写真と絵画で構成する同展は、盛岡市在住でアマチュアカメラマンの三上俊成さんとアルメニア人画家のタロン・シモニアンさんの2人がそれぞれ作品を発表する。盛岡でも画家として活動するタロンさんは、石割桜や盛岡じゃじゃ麺など同地域を題材とした作品も手がけ、盛岡を新しい視点で描いた。
2人はアルメニア共和国の支援を受けて日本アルメニア芸術文化交流プロジェクトを立ち上げるなどして、岩手を中心に同国との交流を促進するほか、芸術家の交換留学など両国間の異文化交流事業などを手がける予定という。
三上さんは、「アルメニアは4000年の歴史を持つ国。元々は旧ソ連の一部で、ロシアからの影響を強く受けてきたが、西アジアやギリシャからの文化的影響も強く、まさにアジアとヨーロッパの両文化が融合している。国全体に自然と芸術があふれ、日本人が見たことのない世界観が魅力的」と話す。
入場は無料。開催時間は10時~19時。5月2日までの開催。4日から札幌市のギャラリー・エッセでも開催。