盛岡観光コンベンション協会(盛岡市中ノ橋通、TEL 019-604-3305)が今春から販売する日帰り旅行パック「盛旬ツアー2010」が好調だ。
同ツアーは、着地型オプショナルツアー商品として昨年「盛旬バスツアー」として同協会が売り出した旅行商品。春の桜や秋の紅葉を目玉に販売したものの苦戦を強いられた。
ところが今年は「PRが浸透した」(同協会の高橋明日美さん)ことから、今年第1弾となる「八幡平雪の回廊と小岩井農場5万株のミズバショウ鑑賞ツアー」では、初日の16日だけで定員40人のところ8割の32人を集客し、「出だしから好調」と手応えを感じている。同協会と連携する市民ボランティアの盛岡ふるさとガイドが道案内をするなど、大手旅行代理店にはない手づくり感のある内容が支持されたほか、当初の着地型よりも地元密着型を打ち出し、サクラやミズバショウなど「花」をキーワードにツアーを構成した点が功を奏した。
「ツアー参加者のほとんどは盛岡に住む50代以上の女性。そのせいか平日の方が人気で、逆に週末にかかるツアーの方が空いているので狙い目」(高橋さん)と今後伸びに期待を寄せる。
今年は5つのツアーを用意し、17日・18日に実施する同ツアー(5,800円)のほか、ゴールデンウィークには「盛岡市郊外さくらめぐり」(5,800円)、6月にはウオーキングによる「チャグチャグ馬コてくてくツアー」(1,000円)や「中津川てくてくツアー」(1,800円)などの徒歩を組み合わせたツアーも計画する。
申し込みは電話、ファクス、ネットで受け付けている。