携帯端末向けのウィジェット開発を手がけるアップフロンティア(東京都世田谷区)は1月6日、iPhone・iPod touch向けアプリ「銀河鉄道の夜」の配信サービスを開始した。
同コンテンツは、デジタルペインティングのパイオニアで、CGアーティストのKAGAYAさんが2006年、IMAXシアターやプラネタリムなど大型スクリーン用として製作した作品を携帯端末向けに開発したもの。電子書籍のカテゴリーで、同社と大型シアター向けの映像製作会社、エクスプローラーズ・ジャパン(渋谷区)が共同で企画した。
作品は基データとなる超高解像度のマスター映像を同端末向けにエンコーディングし、大型スクリーン向けと遜色(そんしょく)のないビジュアルを再現。23枚の静止画を解説とともに加えるなど、作品の世界観を堪能できるという。
同社の花本浩社長は「ダウンロード型の映像コンテンツなので繰り返し見られるのが特徴。作品の持つ世界観をじっくり味わってほしい」と話している。「今後はアンドロイド携帯(グーグル社)など他の携帯端末への展開も考えている」とも。
本編=38分、劇場予告編=1分46秒。価格は800円(6.99ドル/米国)でiTunesのAppStoreでダウンロード販売。