盛岡商工会議所(盛岡市清水町、TEL 019-624-5880)では10月1日から、盛岡市のご当地検定「盛岡もの識り検定試験」の受験受け付けを開始した。
「もりけん」の愛称で知られる同検定は、歴史や文化、産業、観光、自然、風土など、さまざまな視点から「盛岡通度」を認定する試験。市民に地元盛岡の魅力を知ってもらい、さらに理解度を深めてもらうために同会議所が昨年から始めた。
同検定は現在、初級の3級と中級の2級の2段階で、試験はいずれも盛岡市の歴史や文化、ならわし、方言、地名などのカテゴリーから100問がマークシート方式で出題される。70%の正解率で合格となる。
担当者の狐崎一彦さんは「盛岡市はコンベンションや会議などで全国から多くの人が訪れるが、市民といっても盛岡の歴史や文化的背景はうまく伝えられないもの。遠くからの来訪者に盛岡をよりよく知ってもらうためにも、この検定を通して地元盛岡を再認識してほしい」と話している。「昨年の受験者は50代がほとんどだったが、今回は専門学校生が多く参加する。若い人にもどんどん受験してほしい」とも。
申し込みは11月2日まで。受験料は3級=3,200円、2級=4,200円。試験日はいずれも12月2日。盛岡市内の各試験会場で行われる。11月17日と18日には試験対策講座の開講を予定。申し込みと問い合わせは同会議所・地域活性化支援グループまで。