盛岡市立中野小学校(盛岡市中野2)で11月19日、「子ども低炭素社会づくりサミット」が行われた。
同イベントは、「世界のCO2排出量を半減する」をテーマに、政府などが主導する環境キャンペーン「チーム・マイナス6%」が今年9月から12月にかけて、全国30カ所の小学校などで出前授業を実施しているもの。岩手県ではIBC岩手放送が受け皿となり、同校で行った。
講師として、いずれも気象予報士の資格を持つ同局の神山浩樹アナ、環境ナビゲーターでラジオDJも務める井出迫義和さん、そしてアカペラグループ「RAG FAIR」のメンバーで「おっくん」こと奥村政佳さんの3人が登場。6年生105人を前に、スライドを交えながら低炭素社会の実現について「授業」を行った。
指南役を務めた井出迫さんはその中で、温暖化の影響で都会に茎の短いチューリップが咲いた珍事や岩手県沿岸の海に熱帯地方にすむ魚が北上して生息している現状などを紹介。地球温暖化が身の回りに直接影響を与えていることを訴えた。
「授業」では、奥村さんのボイスパーカションをリズムに生徒らと合唱を交えるなど、3人の現役気象予報士が児童にもわかりやすく低炭素社会の実現についてナビゲートした。
「2時間目」では、「岩手の低炭素仕事人」として環境に優しい冷暖房施設の研究をする工藤建設(奥州市)の工藤一博社長とその取り組みを紹介。その後、3人の気象予報士らとトークセッションが行われた。
授業の内容は12月11日・18日の「じゃじゃじゃフライデー」(IBC)で放送される予定。