盛岡手づくり村(盛岡市繋、TEL 019-689-2201)で9月20日、「キッチンで作るダッチオーブン料理教室」が開催された。扱いにくいとされるダッチオーブンで気軽に料理ができるとあり、盛岡市内などから男女23人が参加した。
メニューは「パエリア」「チキンのビール煮込み」「チョコレートブラウニー」の3品で、いずれも「焼く・炒める・煮る・蒸す」といったダッチオーブンの特徴を最大限に生かしたもの。参加した男性の受講者は「キャンプが好きで、ダッチオーブンを使ったアウトドア料理を覚えたくて参加した。実は家のキッチンでも手軽に使えることがわかって驚いた。家族にも教えたい」と話していた。
同教室は、南部鉄器など盛岡地域の伝統工芸品の普及に努める盛岡手づくり村工房まつり実行委員会が、同イベントの特別講座として開催したもの。南部鉄器製のダッチオーブンをキャンプ用品としてだけでなく、家庭でも気軽に利用できる「優れものの鍋」としてアピールすることで利用促進につなげる狙い。
講師を務めた野菜ソムリエの小原薫さんは「ダッチオーブンは鍋ひとつであらゆる料理が手軽にできるのが魅力。芯までゆっくり火が通り、食材本来のうまみを逃さず最高の仕上がり約束してくれる。その気になればケーキも焼ける、まさに万能調理器」と話す。
ダッチオーブンを使った料理教室は今後も開催を予定している。
同工房まつりは24日まで。時間は9時~17時。入場無料。