9月14日から行われていた「盛岡八幡宮例大祭」が16日、3日間の行事日程を終えた。
通称「盛岡秋祭り」といわれる同祭では期間中、市内を舞台に豪華な山車が連日練り歩いたほか、14日には「お稚児さん参り」、16日には勇壮な「流鏑馬」が披露されるなど、多くの行事が行われ市内は祭り一色に染まった。
今年、山車に参加したのは「い組」や「か組」など計9組。法被(はっぴ)姿の参加者が高さ3メートル以上の山車を引きながら、所々で山車音頭が歌い上げられたほか、山車に乗った子どもたちからは「やれやれやれ」の元気なかけ声が街に響いていた。
16日夜に行われた山車パレードに参加した市民からは「この時期になるとうずうずして、居ても立ってもいられない。みんなで山車を作るところから参加するので、街を練り歩いている時は充実感がある」と話していた。
盛岡八幡宮例大祭は、1062年の前九年の役の際に、源頼義と義家の親子が京都の山城国男山八幡宮(石清水八幡宮)を「奥州平定の守護神」として移し、奉ったことが起源とされている。
例大祭が終わると盛岡は秋本番を迎える。