盛岡市は2月下旬、最新版の「盛岡市防災マップ」と災害・防災に関する情報をまとめた冊子「防災ガイド」の配布を始めた。
市が現行版の防災マップを発行したのは2018(平成30)年8月。その後、新たに公表された洪水浸水想定区域等や、土砂災害警戒区域をはじめ、最新の防災情報を市民に周知するために改訂を行った。
最新版の防災マップは従来の冊子からA2サイズのポスターに変更。市内を19地区に分けて作成した。ポスターにすることで、市民自身が住む地区周辺の広い範囲を一目で確認できるほか、地図に防災情報を書き込み、見やすい場所に貼ることができ、災害時にすぐ確認できる形になった。洪水浸水想定区域はこれまでの市内5河川から21河川、土砂災害警戒区域等は2026年3月までに指定の642カ所を掲載。新たな情報として、防災重点ため池の位置表示や、過去の災害履歴、災害時に向けたマイタイムラインの記入様式を追加している。これまでは日本語のみの対応だったが、改訂版には英語、中国語、韓国語表記を加えた。
防災マップに加え、市内全地区共通の「防災ガイド」も新たに作成。災害・防災に関する情報を「知る・考える・備える」の3ステップでまとめ、各種災害の概要や避難方法、気象情報、日頃の備えについての説明を掲載している。マップとガイドを組み合わせることで、自宅や職場周辺などの危険個所の確認や避難経路の検討、災害・防災に関する事前学習、平時の備えやいざという時の行動について検討できる。
防災マップ・防災ガイドは市ホームページでも閲覧可能。ウェブ上で閲覧できる地理情報システム「もりおか便利マップ」も防災マップの改訂に合わせて防災コンテンツの充実を図り、ウェブ版防災マップとして活用できるようにした。
市危機管理防災課の山田龍さんは「防災マップとガイドを市民の皆さんに活用してもらい、平時からの災害への備え、災害時における適切かつ安全な避難行動に役立ててもらいたい」と呼びかける。