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道の駅「たみっと」でイルミネーション点灯 暗い夜に温かい光を

施設の中央に設置された大きなツリー

施設の中央に設置された大きなツリー

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 「道の駅 もりおか渋民(愛称 たみっと)」で12月15日、イルミネーションの点灯が始まった。

各棟をつなぐ屋根に取り付けられたストリングライト

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 同施設は4月に国道4号渋民バイパス沿いに開業。年間目標の来場者30万人を4カ月で達成した。現在は開業直後の混雑は落ち着き、初めての冬を迎える。同施設で広報などを担当する藤岡裕子さんは、秋から冬にかけての日暮れが早くなる時期に施設周辺の暗さに気が付いたという。

 施設内の産直や飲食店などは一部テナントを除いて18時で終了。トイレや道路情報提供施設を備えるA棟のみが24時間利用可能となっている。加えて、施設が小高い丘の上にあり、街の明かりも届かない。藤岡さんは「店舗の営業が終了すると、どうしても暗くて、なんだか寂しさも感じる。夕方や夜に利用する人も多いので、施設を少しでも明るく見せたい、渋民の街から見えるたみっとも明るく見えたらとイルミネーションを企画した」と話す。

 施設の中央にある「森の大通り」のF棟レストラン前には高さ約4メートルのツリーを設置。約4000個のLEDライトで装飾した。6つの棟をつなぐ通路の屋根には約500球のストリングライトを飾った。渋民の寒い環境や木材を使った建物に合わせ、ライトの色は暖色を選び、温かみを感じられるイルミネーションに仕上げた。

 C棟フューチャーセンター内には、盛岡市と東京都文京区内の大学が連携して行う産学官連携事業「文京区学生と創るアグリイノベーション事業」の一環で、文京学院大学(東京都文京区)の学生が盛岡市産木材を使って制作した「たみっとロゴ型ライト」を展示。夜には白い光が点灯する。

 ツリーのそばにある御影石のベンチでは、ベンチの表面にイルミネーションの光を反射させてリフレクション写真を撮る人も見られるという。

 藤岡さんは「渋民出身の石川啄木がこの場所で生きていた時代の星空もイルミネーションみたいに輝いていたかもしれない。光を眺めて、ほっと一息ついてもらえれば」と話す。

 点灯時間は16時~24時。3月15日まで(ツリーは1月10日まで)。

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