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盛岡手づくり村で「収穫グルメ祭」初開催へ オリジナルちゃんこ鍋で温かい一日を

「盛岡手づくり村収穫グルメ祭」のポスター

「盛岡手づくり村収穫グルメ祭」のポスター

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 盛岡手づくり村(盛岡市繋)で11月9日、「収穫グルメ祭」が開催される。

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 盛岡手づくり村は南部鉄器や南部せんべい、民芸品などの体験工房と、盛岡と岩手の特産品販売施設などがある複合観光施設。現在は施設の老朽化や入場者数の減少といった課題を抱えている。イベント立ち上げのきっかけは、市内のちゃんこ鍋専門店「ちゃんこ太五郎」の店主・菅原晴広さんからの「盛岡手づくり村は以前に比べて元気がないのではないか」と声を掛けられたことだったという。

 施設の運営を担う「盛岡地域地場産業振興センター」の赤坂國彦さんは「菅原さんのほかにも、手づくり村を元気にしたいという皆さんの声がイベントの開催につながった。特に冬は入場者が少なくなる時期。人の集まるイベントで温かいものを提供しようと企画した」と話す。

 当日は「ちゃんこ太五郎」が監修したイベント限定のオリジナルちゃんこ鍋「盛岡手づくり村ちゃんこ鍋」を1杯500円で販売。施設の運営には、盛岡市、八幡平市、滝沢市、雫石町、葛巻町、岩手町、紫波町、矢巾町の盛岡広域8市町が関わっていることから、8市町の食材を使用し、13種類の具材を使ったしょうゆ味ベースのちゃんこ鍋に仕上げた。

 菅原さんは「8市町の皆さんに今の時期にぴったりな食材は何かという聞き取りをして、ホウレンソウやキャベツなどそれぞれの地域の旬の素材を取り入れた。収穫祭に合わせて秋のおいしさが詰まった、地産地消のちゃんこ鍋に仕上がった」と笑顔を見せる。

 会場ではグルメ屋台やキッチンカー、産直コーナーの出店のほか、つきたての餅を先着50人に振る舞う餅つき大会、特産品やつなぎ温泉の入浴券などが当たる大ビンゴ大会を開催する。

 赤坂さんは「温かい料理と工房でのさまざまな体験を楽しんでもらいたい」、菅原さんは「さんと大きい鍋で一緒に温まりたい。手づくり村でほっこりした気分になってもらえば」と呼びかける。

 開催時間は10時~16時。入場無料。

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