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盛岡山車ふれあいショー今年も開催へ 迫力ある山車を間近で楽しんで

昨年の盛岡観光コンベンション協会の山車

昨年の盛岡観光コンベンション協会の山車

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 盛岡観光コンベンション協会による「おもてなし山車ふれあいショー」が9月13日~15日、もりおか歴史文化館前広場と盛岡駅東口バスターミナルで開催される。

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 今月14日~16日に行われる「盛岡秋まつり 山車行事」に合わせて企画したイベント。山車行事は、南部藩の町づくりが完成したことを祝い、各町の紋章や消防組織の印である「丁印(ちょうじるし)」を盛岡八幡宮へ奉納し、「丁印」を担いで練り歩いたことが始まりとされている。現在は車輪が付いた山車に歌舞伎の演目や歴史上の場面などを再現した人形などを飾り付け、おはやしと共に市内を練り歩いている。

 行事の期間中は、地域の組ごとに山車を運行し、全山車が参加するパレードの時間帯以外は市内各所をそれぞれに動いている。運行ルートは盛岡観光コンベンション協会の山車を除き非公開で、どの組の山車がどこにいるのかは分からない。祭りに合わせて盛岡を訪れた観光客が山車に遭遇できないケースもあるという。そこで、盛岡観光コンベンション協会では2023年から山車を確実に見られるイベントとして「山車ふれあいショー」を開催。市民や観光客から好評を得てきた。

 同協会の佐々木健一さんは「お目当ての山車を探して追いかける盛岡山車マニアの皆さんもいる一方で、市内にいるのになかなか山車に遭遇できない時もある。盛岡観光コンベンション協会の山車は奉納だけではなく、伝統行事をPRし、盛岡に来る皆さんをもてなす役割も担っている。多くの人に間近で山車を見る機会を届けたい思いがあったので、ふれあいショーが好評なのはうれしく、続けて良かったと感じている」と笑顔を見せる。

 今年は回数を増やし、山車の運行が始まる前日の13日は全3回、14日は夕方、15日は昼に各1回を開催する。小太鼓打ち体験や山車に乗っての写真撮影ができるほか、南部木遣(や)りの音頭上げの披露がある。

 佐々木さんは「山車に乗って写真を撮るというのも運行中の山車ではできない体験。装飾の細かさや大きな車輪の迫力を近くで感じてもらいたい。地域の伝統行事に気軽に触れ合う接点になれば」と話す。

 13日はもりおか歴史文化館前で10時30分、13時30分、15時30分、14日はもりおか歴史文化館前で16時15分、15日は盛岡駅東口バスターミナルで12時15分から行う。14日と15日は山車の運行状況により、時間がずれる場合がある。各回30分程度。小太鼓打ち体験は各回30分前から受け付ける。定員は20人。

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