
盛岡市動物公園ZOOMO(盛岡市新庄)で飼育されているピューマをモチーフにした七夕飾りが8月21日から、同園ビクトリアエリアのレストハウスで展示されている。
七夕飾りは8月1日~7日に肴町商店街アーケードで開催された「盛岡七夕まつり」で飾られていたもの。同祭りでは、ZOOMOを応援しようと毎年同園をモチーフにした七夕飾りを制作している。同園も写真提供やグッズ販売などでイベントに協力してきた。
今年は6月にピューマの子どもが誕生したことから、「ピューマ一家を応援したい」と商店街がモチーフに選んだという。飾りは現在同園で暮らしている親のタフとニーナ、子どものキャフ、ツィー、シェダル、誕生して間もなく死んだルフバとセギンの全7頭を小さな花の飾りで形作っている。それぞれの特徴を捉え、ニーナとタフの色の違いや、キャフ、ツィー、シェダルの顔の違いなども再現している。吹き流しの部分にはピューマの足跡や鼻と口の形の飾りが付いているほか、子どもたちの写真が印刷されている。ピューマ一家を応援する飾りに加え、園内で飼育されている動物のイラストを名前入りで印刷した吹き流しも制作している。
七夕まつりの終了後、飾りの制作を担った花王堂から貸し出しの申し出を受け、連日同園を訪れるピューマファンを含めの多くの人に見てもらおうと園内に展示。飾りは大きく、吹き流しも最大で4メートルあることから、展示場所はピューマの放飼場があるビクトリアエリア内で天井が高いレストハウスに決めた。展示場所の窓からはピューマの放飼場も見える。
七夕飾りは職員や来園者からも好評。広報担当の森敦子さんは「七夕まつりで飾られていた時は高い場所にあったので、それよりも近い場所でじっくり見られるのもポイント。職員も感動しているし、ピューマファンの皆さんからも喜びの声が届いている」と笑顔を見せる。「展示準備のために飾りを運び込んだ花王堂の皆さんが、実物のピューマたちを見て『もっと似せることができた。悔しい』と言っていたところにもプロ意識を感じた」とも。
「地元の皆さんが応援してくれることで、ZOOMOの取り組みや園内の様子が伝わり、来園にもつながっていると感じる。これからも見守ってほしい」と話す。
展示の終了時期は未定。