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盛岡・遺跡の学び館で「推し」のイラスト募集 じっくり見学するきっかけに

盛岡市遺跡の学び館の常設展示室。たくさんの土器から「推し」を探すことができる

盛岡市遺跡の学び館の常設展示室。たくさんの土器から「推し」を探すことができる

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 盛岡市遺跡の学び館(盛岡市本宮)が現在、10月から始まるイラスト展「遺跡の学び館!みんなの推しをおしえて」に向けてイラストを募集している。

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 同館では10月4日から、「推し」をテーマにした企画展「遺跡の学び館総選挙2025-あなたの推しは?-」を開催。収蔵資料から職員の「推し」を紹介し、その中から来館者の投票で人気1位の資料を決める。

 担当者の鈴木俊輝さんは「近年、推しという言葉が一般的になったことや、幅広い世代に推し活が広まっている中で、職員にとって思い入れのある推し資料があるのではないかと考え、それを聞いて展示にしようと思い付いた。私たちとしても、あの人はどの資料を推しているんだろうと気になるところ」と話す。

 展示に関連して、来館者の推しも教えてもらおうとイラスト展を企画。受付にA4サイズの専用用紙と色鉛筆を用意し、来館者が館内の展示物や展示場所の中から好きなものや好きな場所、印象的だったものなどを見つけて描く。館内にある資料や場所であれば種類は問わない。

 同館の常設展示「遺跡ライブラリー」には盛岡市内で発掘された数々の出土品が展示されているほか、岩手県指定史跡「大館町遺跡」の発掘調査現場を再現したエリア「遺跡ディスカバリー」、出土した土器や石器を保管する保管展示室がある。保管展示室は職員同伴で内部を見学できる。「常設エリアには360度全体が見える資料もあるので、推しのお気に入りの角度を探すのも面白いと思う。常設展示室で推しが見つからなかったら、保管展示室の中で探すのもありかもしれない」と鈴木さん。

 集まったイラストは企画展の期間中に館内に展示。応募者の中から抽選で50人に企画展期間中の無料入館券を、展示終了後に作品を取りに来た人には全員にオリジナルクリアファイルを贈呈する。

 鈴木さんは「遺跡の学び館には見どころがたくさんあるので、まずはじっくり見学してもらいたい。そして推しを見つけたら推しに会いに来てほしい。企画展では新しい資料を展示することもあるので、新たな推しを見つけるきっかけにもなれば」と話す。

 募集は9月21日まで。開館時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。入館料は、一般=200円、小中学生=100円、小学生未満・市内在住の65歳以上は無料。月曜、毎月最終火曜休館。

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