児童文学翻訳家・金原瑞人さんの企画展-「こどもの読書週間」を前に

同館所蔵の本はそのまま貸し出し可能

同館所蔵の本はそのまま貸し出し可能

  • 0

  •  

 岩手県立図書館(盛岡市盛岡駅西通)の展示コーナーで現在、「金原瑞人(みずひと) 翻訳300冊記念巡回展」が行われている。

同館4階・展示コーナーの様子

[広告]

 同展は4月23日から始まる「こどもの読書週間」を前に、児童文学の翻訳者として知られる金原さんが手がけた翻訳作約300点を、原作とセットで展示する。主な有名作は、「かかし」(ロバート・ウェストール著)、「トロールシリーズ」(キャサリン・ラングリッシュ著)、「パーシージャクソンシリーズ」(リック・リオーダン著)など。

 海外の文学賞を受賞したベストセラー作品の翻訳を多く手がける金原さんは児童文学の研究家で、「蛇にピアス」で第130回芥川賞を受賞した作家・金原ひとみさんの実父。ヤングアダルト系小説の翻訳に定評があり、中高生に根強いファンが多い。

 同展を担当する安保和徳さんは「原作本と金原さんの翻訳本を並べて展示しているので、表紙の違いを見るだけでも興味深い。展示作品はショーケース内に展示するが、ほかに同館の所蔵本は貸し出しできるので、そのまま作品を読んで楽しんでもらえれば」と話す。

 開館時間は9時~20時。展示は4月15日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース