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もりおか女性センターが女性の暴力に対する啓発活動 社会で見守る目も育てて

IGRいわて銀河鉄道盛岡駅で実施した街頭キャンペーンの様子

IGRいわて銀河鉄道盛岡駅で実施した街頭キャンペーンの様子

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 もりおか女性センター(盛岡市中ノ橋通1)が11月18日、IGRいわて銀河鉄道盛岡駅改札前で「なくそう!女性に対する暴力2024」の街頭キャンペーンを行った。

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 同センターでは、国の男女共同参画推進本部が定める「女性に対する暴力をなくす運動」の実施期間の11月12日~25日に合わせて、「なくそう!女性に対する暴力」と題した啓発活動に毎年取り組んでいる。2006(平成18)年から同センター内での展示を行い、2009(平成21)年からは趣旨に賛同する企業などと連携した街頭キャンペーンを行っている。IGRいわて銀河鉄道盛岡駅での活動は3回目。

 国は2023年度から2025年度の3年間を「性犯罪・性暴力対策の更なる集中強化期間」としていることから、同センターでは昨年度から「性暴力をなくそう」をテーマに啓発を強化している。18日に行った街頭キャンペーンでは、女性に対する暴力根絶のシンボルである「パープルリボン」にちなんだ紫色のグッズと共に性暴力の法律に関するリーフレットなどを配布した。

 もりおか女性センターのセンター長・高橋和佳子さんは「街頭キャンペーンは市民の皆さんに女性に対する暴力をなくす運動のことや、女性センターの取り組みについて知ってもらおうと始めた。何年かたってから、あの時の啓発活動でグッズを受け取りましたと相談に来る人もいる」と話す。

 期間中、同センターでは性暴力根絶を願う掲示物や暴力を受けた当事者がメッセージを書き込んだTシャツ、パープルリボンキルトを展示するほか、東北電力ネットワーク岩手支社の鉄塔を紫色にライトアップする「パープル・ライトアップ」を行う。

 「DV(ドメスティックバイオレンス)という言葉の認識は広まっているが、いろいろな形の暴力は減らず、悩みを抱える人は増えている」と高橋さん。「啓発活動を通して当事者の皆さんにメッセージを伝えるだけではなく、あらゆる暴力をなくすために見守る社会の目を育てて、女性への暴力に対する社会全体の意識が変わっていくことを願う」と話す。

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