岩手県水産振興課は2月16日より、「漁師の1日」を密着取材したウェブサイト「漁師24」を公開している。
同サイトは三陸の海で操業する漁師の仕事に迫る内容で、「漁師の1日」「生インタビュー」「漁師の年間/1日スケジュール」、そしてYouTubeの動画で見せる「ロープの結び方」の4つのコンテンツで構成。大船渡や広田、綾里の各漁港を拠点に操業する4人の漁師にスポットを当てながら、ホタテやカキなど主に養殖漁業の現場に迫っている。
サイトを企画・制作したのは、これまで「魚ログ」「漁ログ」など、三陸の漁業の現場をインターネットを通じて伝えてきた同課職員の鈴木寛人さん。漁船に乗りながら漁の様子を撮影するなどして、コンテンツを組み上げてきた。
鈴木さんは「ブログなどを通して三陸の漁師の姿を伝えてきたが、今回はさらに一歩踏み込んだ内容を目指した。現場の漁師の皆さんには、断片的に会うことはあったが、ずっと密着して行動することはなかったので、とても貴重な体験をした」と振り返る。「漁師の方って、笑顔が素敵なんです」とも。
これら三陸の漁師や漁の現場をインターネットで紹介する県の取り組みは、2008年度の「日経地域情報化大賞2008」で「日経MJ賞」を受賞している。
同サイトは「漁ログ」からリンクされている。