「もりおか映画祭2008」(主催=同実行委員会)が10月24日より、市内の各映画館で開催される。
同映画祭は、2006年まで10年間にわたり開催された「みちのく国際ミステリー映画祭」の延長線上に位置づけた「映画館の街・盛岡」アピールするイベント。昨年行われた「いわて盛岡映画祭」を引き継ぐ形で盛岡市が中心となり、ネーミングも新たに開催する。
今回は盛岡出身の映画監督で、「セーラー服と機関銃」(主演=薬師丸ひろ子さん)や「風花」(主演=小泉今日子さん)などの作品で知られる故・相米慎二さんを特集するほか、盛岡にゆかりのある作品や往年の懐かしい作品、盛岡未公開作など計15作品を上映。新作からは11月に全国ロードショー上映される「ハッピーフライト」(主演=綾瀬はるかさん)、「櫻の園」(主演=福田沙紀さん)も先行上映する。
初日の24日には、盛岡中劇(盛岡市中央通1)でオープニングセレモニーを開催。映画「ハッピーフライト」の矢口史靖監督による舞台あいさつを予定している。
実行委員会の担当者は「今年は生誕60周年を迎えることから、相米監督を特集することにした。映画界に多くの俳優やスタッフを育てた功績が大きい」とし、「監督作品の上映時には、助監督を務めた榎戸耕史監督を迎えて、当時の現場の様子を語っていただく予定」と話す。
会場は盛岡ピカデリー、盛岡中劇場、盛岡フォーラムの3館。前売りチケットは作品により500円~1,500円。今月26日まで。