いわて銀河鉄道、恒例「ビール列車」を運行-今年は飲み放題に

使われる車両は日頃から運行に使用されているもの。長テーブルを置いて行われたビール列車の中はさしずめ「動く居酒屋」に。普段は体験できないこととあって乗客は大盛り上がりの様子だった。

使われる車両は日頃から運行に使用されているもの。長テーブルを置いて行われたビール列車の中はさしずめ「動く居酒屋」に。普段は体験できないこととあって乗客は大盛り上がりの様子だった。

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 IGRいわて銀河鉄道(盛岡市上田1)は8月22日夜、恒例の夏のビール列車「アサヒ うまい!樽生列車」を運行した。ビール列車の運行は今回で7回目。

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 専用の貸し切り車両を用意して運行された通称「ビール列車」は、IGR盛岡駅といわて沼宮内駅の約32キロの区間を往復。使用された車両はIGR7000系電車の2両編成で、通常運行されている車両をそのまま利用した。

 今回で5回目となる人気のイベント列車はこの日、定員いっぱいの約70人の客を乗せて18時40分にIGR盛岡駅を出発。青山駅、滝沢駅などを通過して、19時14分に折り返し駅のいわて沼宮内駅に到着した。列車は約50分の休憩の後、再びIGR盛岡駅に向けて出発し、20時45分ごろに同駅に到着した。料金は1人おつまみ付きで4500円。

 今回はアサヒビールの協力により、初めて樽生ビールが飲み放題になったことも話題に。列車の中でビールが心おきなく飲めるとあって、車内は次第にお祭り騒ぎになった。帰りの便では岩手のご当地ワインとして知られる葛巻ワインも振る舞われるなど、酒好きにはうれしい企画が盛り込まれ、終点のIGR盛岡駅では、下りた乗客から「楽しかった」「来年もぜひ」との声が多数聞かれた。

 この日、対応に追われた同社の広報部担当者は「ビール会社の方が直接ビールをお客様についでくれた。おかげで、おいしいビールを楽しんでもらえた。これまでにも冬の新酒列車なども行っており、普段は乗らない地元の人たちにもっと電車の旅の良さを知ってほしい」と話している。

 同社では、今後も同様のイベント列車を企画・運行する予定という。

IGRいわて銀河鉄道アサヒビール うまい!樽生

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