盛岡市の現代アートギャラリー「ギャラリー彩園子I」(盛岡市上ノ橋町、TEL 019-653-4646」は6月9日より、創作うちわの展覧会「第9回 うちわ展」を開いている。
同展は、うちわをキャンバスに見立て、思い思いの絵を描いた「うちわ絵」を広く一般から募集し展示するもの。プロの現代アートの作家から一般、子どもまで約90人が出品する。
画材となるうちわは、無着色の教材用を基本としながらも、中には床材をうちわ状に切り抜いた物や傘と組み合わせた作品など、うちわをモチーフにしながら自由な発想に基づいた作品も。
同展は、約9年前に同ギャラリーのエアコンが壊れたことから、「どうせならギャラリーらしく、創作うちわを募集して展示してみよう」ということになったのが始まり。その後、エアコンは「復旧」したが、自由な雰囲気の展示が好評なことから、そのまま展覧会は続けられているという。
同ギャラリーの村井康文さんは「個展となると構えてしまうものだが、このような気軽に参加できる展示なので、実験的なことができるのがウケているのでは」と話している。
開館時間は10時~19時。6月14日まで。