「岩手県工業技術センター」(盛岡市北飯岡2)の1階大ホールで1月28日、「岩手アートディレクターズクラブ(岩手ADC)コンペティション&アワード」の公開審査会が行われる。
岩手ADCは昨年9月に発足した、県内のデザイナーやクリエーターらが個人の資格で参加・運営する非営利の会員組織。同賞は毎年1回、1年間のクリエーティブ成果の中で優れた作品を選出す場として行われ、本年度の「盛岡市クリエイティブプロジェクト育成事業」の認定プロジェクトの一つとなる。
初年度となる今回は、過去3年分の作品を対象に募集。全10部門に193作品が集まった。審査は公開で行われ、「『仕事』として制作された『優れたアートディレクション』」を審査の基準とする。審査は招待審査員と岩手ADC会員が行い、入選作品の中からグランプリ1点、準グランプリ2点、岩手ADC賞7点、審査員特別賞1点、各部門賞が選出される。
今回の招待審査員はデザイナーのはせがわさとしさん、新村則人さん、白井剛暁さんの3人。審査会は自由見学可能で、作品応募者以外の一般参加者も入場できる。
岩手ADC会員の木村敦子さんは「ポスターやパッケージだけではなく、ウェブやCMまで岩手のいろんなデザインが一堂に集まる機会。作品を制作したデザイナーたちもその場にいるので、気になった作品があったら交流も楽しんでほしい。少しでも興味がある人や、これからデザイナーを目指す若者の皆さん、現在活躍するデザイナーの皆さんにも見に来てもらいたい」と来場を呼び掛ける。
9時40分開場、10時開会。入場無料。