盛岡で防災の日に「シェイクアウト」 その場でできる1分間の防災訓練

シェイクアウトで行う3つの安全確保行動

シェイクアウトで行う3つの安全確保行動

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 盛岡市は9月1日、防災の日に合わせて市内全域を対象にシェイクアウトを実施する。

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 シェイクアウトとは2008年にアメリカで始まった地震を想定した防災訓練。シェイクアウトは「地震の揺れに備えろ!」という安全行動の掛け声をイメージした造語。日本では「一斉防災訓練」の意味で通用している。同市では総合防災訓練で学校や一部地域に限定する形で行ってきたが、全域での実施は初めてとなる。

 同市危機管理防災課の畠山健太さんは「東日本大震災から5年がたち、熊本地震など大きな地震もあった。地震はいつ起こるかわからない。シェイクアウトを通して防災意識を高め、自主的に安全な行動を取る知識と方法を知ってもらいたい」と話す。

 当日の訓練は11時に震度6弱の地震が発生したと想定。ラヂオもりおかの放送といわてモバイルメールの配信を訓練開始の合図とし、参加者は自宅や職場などで自分の身を守るために3つの安全確保行動、「姿勢を低く」「頭を守り」「動かない」を実践する。より実践的な訓練を行うため、シェイクアウト後に行う「プラスワン訓練」として、避難訓練や安否確認訓練、防災学習などの追加を呼び掛ける。併せて、終了後には訓練状況を把握するためにアンケートを行う。

 畠山さんは「シェイクアウトは誰でもどこでもできる訓練。身の回りの安全について話し合い、災害時のことについて考えるきっかけとして活用してほしい。ぜひ参加して」と呼び掛ける。

 参加は事前登録制。市のホームページの応募フォームから申し込めるほか、郵送とファクスでも受け付ける。参加登録票はホームページからダウンロード可能。

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