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盛岡の保護型猫カフェ、オリジナルグッズに新商品 マスキングテープ人気に

専用の小箱に入ったテープはかわいい猫の姿がいっぱい

専用の小箱に入ったテープはかわいい猫の姿がいっぱい

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 里親募集型カフェ「もりねこ」(盛岡市菜園2、TEL 019-613-7773)が6月11日、新しいオリジナルグッズ3種類を発売した。

シールとオリジナルコーヒー「もりねこーひー」も同時発売

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 同店は、野良猫や捨て猫などの保護された猫を引き取り、カフェで預かりながら新しい飼い主を探す取り組みを行っている。今年に入ってからは30匹の猫が新しい家族のもとに渡り、オープンしてから180匹ほどの猫が同店を「卒業」していったという。併せて、カレンダーや写真集などのオリジナルグッズを販売し、その売り上げを猫の保護活動の資金として活用している。

 店長の工藤幸枝さんは「来店客の中には、猫が好きでも家庭の事情などでどうしても飼えないという人もたくさんいる。私たちの活動を知って、お店に遊びに来てくれること、グッズを購入してもらうことでも、猫たちの支援につながっている」と話す。

 11日に販売を開始した新しいオリジナルグッズは、マスキングテープ(480円)、シール(320円)、ドリップコーヒー(160円)の3種類。マスキングテープとシールは同店スタッフがデザインを担当し、同店で暮らす猫の写真を使ったオリジナル柄。ドリップコーヒー「もりねこーひー」は味わいにもこだわったオリジナルブレンドコーヒー。酸味を抑え、飲みやすいコーヒーに仕上げた。中でもマスキングテープは人気で、初回生産分の50個のうち予約段階で30個が売れ、発売開始後も1週間ほどでほぼ完売状態となったという。次回入荷は25日を予定している。

 マスキングテープとシールは「北上アビリティセンター(北上市)」、ドリップコーヒーは「りんりん舎(滝沢市)」と、2つの福祉作業所に製作を依頼。同店が掲げる「猫も人も幸せに」というメッセージとともに、猫だけではなく福祉活動の支援にもつながるグッズとなった。

 工藤さんは「猫ブームの影響もあって、猫を飼う人は増えている。猫に限らず、動物と暮らすことは命を預かること。正しい飼い方はもちろん、ペットショップだけではく保健所から引き取るという選択肢があることを知ってほしい。飼うことが難しい人にもいろんな支援の形があると思う。まずはぜひ、もりねこの猫たちに会いに来てみて」と呼び掛ける。

 営業時間は11時~19時。水曜定休。オリジナルグッズは、同店のほか同店ホームページのウェブショップからも購入できる。

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