マネジメント・ワン不動産(矢巾町、TEL 019-658-8701)が竣工するカスタマイズ賃貸住宅「ハロープレイス」(矢巾町)が完成し、2月28日から入居が始まった。
同社の星麻希さんはインテリアコーディネーターをしていた経験から、カスタムメード賃貸住宅「ロイヤルアネックス」(東京都)を運用するメゾン青樹の青木純さんの影響を受け、「もっとわくわくする賃貸を扱いたい」と、2014年6月に壁紙が選べる賃貸住宅「ヒカリハイツ」(矢巾町)を始めた。2015年には、住む人が一緒につくる共同住宅「ハロープレイス」を企画した。
「ハロープレイス」は矢幅駅から徒歩2分。総床面積約210坪の木造2階建て2棟に1LDKから3LDKまでの全12戸を用意する。「壁紙一つからでも暮らしを楽しめる。アパート内でのコミュニケーションが広がって、生活そのものを楽しんでもらえるようになれば」と願いを込める。
入居者は部屋内の壁の一部を好きな壁紙に変えられる。壁紙は約5000種類、提携店も合わせると約1万種類の中から選ぶことができる。同住宅着工前に入居を決めた入居者の一人は、壁紙だけでなく室内のタイルの色も選んだ。3月5日には入居前の完成お披露目会も行われた。
「入居者は悩みながら、楽しそうに壁紙を選んでいる。賃貸だから我慢するのではなく、賃貸だから楽しめるようにしていきたい。暮らし方の一つの選択肢に入れてもらえたら」と星さん。
現在も入居者を募集している。