盛岡観光コンベンション協会(盛岡市中ノ橋通1)が2月18日、「盛岡弁ラジオ体操第一」のCDを発売した。
盛岡弁ラジオ体操は、昨年9月にプラザおでって(盛岡市中ノ橋通1)で開催された「おでって盛岡弁予備校」の中で発表されたもの。参加者からも好評で、イベント終了後CD化の要望が多く寄せられたことからCDを制作、市販化が決まった。担当の佐々木健一さんは「予備校と題して、さまざまな教科にちなんだ内容のイベントだった。その中の体育の時間で何をしようかと考えている時に『方言で体操してみては』という意見が出て作った。多くの人に好評いただいているようでうれしい」と話す。
内容は一般的なラジオ体操第1をベースに、動作の説明や掛け声を盛岡弁にアレンジしたもの。なじみの軽快なピアノ伴奏に合わせて、「手っ子前がら上っかさ伸ばすてぇ」「前後(めーうすろ)さ曲げる運動」といった盛岡弁の掛け声が入る。合間には「そごの姉さんショスがらねんでぇ(恥ずかしがらないで)」「おっけねんでやー(ころばないでね)」といった呼び掛けも。
掛け声を担当するのは、元盛岡ふるさとガイドで盛岡弁に詳しい福島紀子さんと同館館長でシンガー・ソングライターの田口友善さんの2人。ジャケットには市内在住の画家、岩本理恵さんが描き下ろしたイラストを使用。宮沢賢治や石川啄木といった盛岡ゆかりの人物や盛岡天満宮のこま犬などが岩手山と中津川を背景に体操している姿が描かれている。
佐々木さんは「盛岡弁は温かみがある。国体もあるので、お年寄りはもちろん、若い人もみんな一緒に体を動かしながら楽しんで盛岡弁に親しんでほしい」と呼び掛ける。
価格は2曲入り歌詞カード付きで1,000円。プラザおでって2階の観光文化情報プラザのみでの販売。