一般社団法人公民連携事業機構が来年1月25日、岩手県公会堂(盛岡市内丸)で「いわてリノベーションシンポジウム」を開催する。
同シンポジウムは、人口減少社会で増える空き家のような遊休不動産をリノベーションして街の活性化につなげることを目的に企画。街の存続にも関わる問題と捉え、遊休不動産の活用を学び、実際に活用していくことで街のにぎわいを創出し、雇用や産業を生み出すことでエリアの付加価値を高める狙いだ。
リノベーション業界で活躍するゲストを迎え、レクチャーとトークセッションを行う。ゲストスピーカーは、相続賃貸を自由に変えられる賃貸不動産に変えた「メゾン青樹」(東京都豊島区)の青木純社長、既存の建物から人間中心のリノベーションをする「らいおん建設事務所」(東京都豊島区)の嶋田洋平社長、パブリックスペースでのアウトドアウェディングを提案する「H.O.W」(東京都渋谷区)の柿原優紀社長、DIYブログで注目を集める主婦の久米まりさん。岩手県内でリノベーションに取り組むサンビル(盛岡市大通1)のリノベーションを手掛けた「祥薫company」(盛岡市上堂3)の小堀薫子社長、「花巻家守舎」(花巻市)の小友康広社長も講演を行う。
同法人理事の岡崎正信さんは「若い人に不動産を貸していくことでエリアの活性化、街づくりにつながる。シンポジウムには土地や不動産のオーナーに参加してもらい、『不動産を街に対して開いていきませんか』という提案から遊休不動産の活用を考えてもらうきっかけになれば」と話す。
開催時間は13時~16時45分。参加無料。