プラザおでって(盛岡市中ノ橋通1)にモンゴルの可動式住宅「ゲル」が展示されている。
同ゲルは、滝沢市の「お山の湯」の敷地内にある「滝沢モンゴル村」が設置しているもの。ゲルはモンゴル高原に住む遊牧民たちが使っている伝統的な移動住宅で、木でできた骨組みに羊の毛で作ったフェルトや防水シートをかぶせた造りになっている。モンゴル村村長のラオグジャブ・ムンフバットさんは「岩手に来て7年になる。盛岡の人にもっとモンゴルについて知ってもらいたいと思い、ここにゲルを持ってきた」と話す。
室内には同村のパンフレットやポスターが掲示されているほか、モンゴルの写真も展示され、モンゴルについて知ることができる。テーブルと椅子もあり、休憩所としても自由に利用できる。
同館内にある「産直夢街道」では、岩塩やフェルトのサンダル、ラクダや羊の毛100%を使った靴下などモンゴルから直輸入した特産品も販売している。ムンフバットさんは「冬を暖かく過ごせるものや日本にはないモンゴルの良いものを販売している。ぜひ買いに来てほしい」と呼び掛ける。
ゲルの開放時間と産直の営業時間は10時~18時。