盛岡市は9月19日、東北唯一の公設通年型アイスリンク「盛岡市アイスリンク」(盛岡市本宮5、TEL 019-601-5001)をグランドオープンする。
国際規格のカーリングシートも常設。コーチには苫米地美智子オリンピック選手も
来年の第71回国民体育大会(希望郷いわて国体)の冬季大会開催を前に、盛岡市アイスアリーナ(盛岡市本宮5)の駐車場だった一角に建設した同リンク。冬季スポーツの普及を図り、競技力向上に向けた冬季スポーツの拠点施設として整備された。
国際規格のスケートリンク1面(60メートル×30メートル)、カーリングシート(45.72メートル×5メートル)2面を設け、一年を通じて気軽にアイススケートに親しむことができる。9月1日からは、ソチオリンピックカーリング日本代表選手の苫米地美智子さんがコーチとして就任。現役選手としての活動も続けながら、カーリング選手育成にも携わる。
冬季国体ではアイスホッケーの試合に使われるほか、デモンストレーションスポーツとしてカーリングが行われる予定。隣接する盛岡市アイスアリーナは、冬季国体終了までは貸し切りや競技に使用され、2月ごろからスケートリンク施設を撤去し、バスケットの試合やイベントなどに対応した総合体育館として運用される。
盛岡市スポーツ推進課の担当者は「一年を通じて滑って、一歩前に進んで競技に参加してくれる人が増えるとうれしい。カーリングシートもあるので、クラブ活動などに活用してもらえれば。競技人口の増加や、選手の育成について今後に期待したい」と話す。
19日、20日には、日本スケート連盟主催で元フィギュアスケート選手の村主章枝さんを講師に迎え「盛岡市アイスリンクオープン記念基礎スケート教室」が行われる。19日の一般開放は15時~16時45分を予定。
開館時間は10時~18時(貸し切りは24時間対応)。第3火曜休館。使用料は一般=600円、高校性=300円、小中学生=200円。スケート靴の貸し出しは300円。