東京・赤坂を中心に活動する「赤坂さんさ」が活動3年目になり、今年も盛岡さんさ踊りに出場する。
「赤坂さんさ」は、東日本大震災復興支援活動で岩手に関わってきたメンバーを中心に2013年に東京で結成。現在約40人が活動に参加。岩手県出身者のほか、県外出身者で岩手と関わりがある人や旅行で岩手が好きなった人たちが集まる。年を重ねるごとに若い参加者も増えてきた。盛岡さんさ踊りパレードに参加するのは今年で3回目。
練習は平日と週末に1日ずつ週2回行う。社会人が多く、仕事終わりに集まって練習する。部長の細江絵梨さんは「東京ではさんさ太鼓の音を出して練習できる場所を探すのが大変だが、東京でさんさ踊り人口を増やしたい」と意気込む。練習会には、東京在住の元ミスさんさを講師に呼ぶなど、技術向上にも力を入れる。わずか3台の太鼓を活用して練習に励む。
参加者の年齢制限はなく、岩手が好きで盛岡さんさ踊りに興味がある人なら誰でも参加できる。初めての参加者でも3回以上練習に参加すると本番に出場できる。終了後も、次回に向けた練習やイベントなどで交流を深める。
「岩手の暮らしや文化を東京で体験できるのが『赤坂さんさ』の魅力。盛岡地域以外の出身者もいるので、ほかの地域のことを知ることができるのも楽しい。岩手と東京の窓口になれれば」と細江さん。「要望があれば東京のイベントでさんさ踊りを披露して、盛岡さんさ踊りに関わる人を広げていきたい」とも。
今年は8月1日に盛岡と東京の「赤坂さんさ」メンバー約30人が盛岡さんさ踊りパレードに参加する予定。地元の人たちとの交流も大事にしていきたいと「打ち上げで交流したい人がいればぜひ参加してほしい」と細江さん。
申し込みと問い合わせは、ホームページとフェイスブックで受け付ける。