岩手ビッグブルズは、3月14日・15日に北上総合体育館(北上市)で開催される東日本大震災祈念試合で着用する復興祈念メモリアルユニホームを3月9日、お披露目した。
これまではホーム戦で赤、アウェー戦では白のユニホームを着用してきたが、今回はチームカラーの紺を取り入れた。ツノをイメージしたデザインは変えず、復興へ向けた強い気持ちを表現。三陸の青い海のイメージから穏やかな海が続くことと沿岸が誇る水産業の復興を願い、紺色を基調にした。
同チームは今シーズン、40試合中33勝でbjリーグ1位をキープしている。千葉慎也選手は「今年で4年目になるが、岩手ビッグブルズは東日本大震災と同じ年にできたチーム。プロとして結果を求められるのはもちろん、岩手のため、復興のため一生懸命に活動するチームでもあると思う。復興祈念試合でも勝って笑顔になってもらえるよう復興のために動いていきたい」。小野寺祥太選手は「自分たちが(試合が)できる環境に感謝して、岩手ビッグブルズとして皆さんに元気を与えられるようにしっかり2連勝したい。岩手を背負っているユニホームなので、そこを試合でも見せられれば」と意気込む。
同15日の富山グラウジーズ戦では、「東日本大震災 復興祈念メモリアルユニホーム チャリティーオークション抽選会」を実施。前日に選手が着用したメモリアルユニホーム上下セットを11選手分販売する。価格は一律1万5,000円。申し込みは一般入場からハーフタイムの間で、会場に設置する専用投票用紙で受け付ける。収益金の一部は岩手県バスケットボール協会を通じて沿岸地域の未来のバスケットボールプレーヤーの活動資金として寄付される。
メモリアルユニホームのオーセンティックはネットショップで販売中。注文受け付けは同15日まで。