県産黒毛和牛のステーキとワインをメーンにした飲食店「BOCHIKA（ボチカ）」（盛岡市大通2、TEL 019-601-7672）が5月20日にオープンした。

　運営は「みちのくディエスジャパン」（盛岡市本宮3）。同社はオフィス関連事業のほか、飲食店、理美容室、学習塾、介護施設を岩手県内や首都圏で20店舗手掛ける。飲食店はフランチャイズ加盟で展開しているが自社直営店は同店が初めて。

　同店のメーンは県産黒毛和牛の熟成肉のステーキ。同社社長の小松さんが旅行先のニューヨークで味わった熟成肉の味が忘れられず、自社店舗で県産牛を使いたいと考えたという。岩手県一関市のブランド牛「いわて門崎丑（かんざきうし）」に飛び込みで直談判し取引が始まった。

　熟成肉のステーキは100グラムで900円。「3点盛ステーキ（サーロイン・イチボかランプ・ウチモモ）」は3,000円（300グラム）。ステーキ以外にもイタリアンをメーンとした一品料理をそろえ、野菜は自社農園で栽培したものを、ピザ生地等の小麦には岩手県産の「南部小麦」を使うなど、地元食材を多く使っている。

　ワインは岩手のワイナリーも含めて100種類用意（ボトル＝2,100円～、グラス＝500円～）。宴会プランはステーキを含めた料理8品、2時間飲み放題付きで1人4,000円から設定する。6月2日からはランチ営業も始め、日替わりのパスタやピザを提供する。

　橋詰店長は「地産地消を大切にして、多くの人から愛されるワインバルにしていきたい」と意気込む。

　営業時間は11時30分～15時、17時30分～翌1時（金曜・土曜・休前日は翌3時まで）。日曜・祝日は11時30分～22時30分。