オガール紫波が運営する産直「紫波マルシェ」(紫波町中央駅前2)がオープン2年を目前にした5月22日、来場者数50万人を達成した。
官民複合施設オガールプラザ内に2012年6月20日、オープンした同店は紫波町で生産された新鮮な野菜や県内産の肉や魚などを取り扱う。本年度売り上げも4億円を見込んでおり、産直としての売り上げ規模は県内有数。生鮮食品が豊富でスーパーのように利用できるのが強み。朝よりも夕方に客が集中し、夕飯の買い物などに利用する客が多いという。土日には県内全域からも客が訪れ、地域内のリピーターを増やすことで1年目、2年目と客足を伸ばしてきた。
50万人目に当たったのは、子どもとおやつを買いに来たという藤沼郁恵さん。「野菜が新鮮で子どもも好きなのでよく来る。50万人目になってうれしい」と笑顔を見せた。
同施設代表の佐々木廣さんは「産直の客足増加に伴い、生産者も商品数増加や新品種の栽培などにチャレンジして成長してきている。今後は産直としてお客さまの喜ぶような催しも企画できれば」と話す。
今月31日には、紫波町内10カ所ある産直の情報連携を図るプロジェクト「紫波産直めぐり」をスタートさせ、同店が地産地消の情報発信拠点を担う。
営業時間は9時~18時40分。