旧盛岡競馬場跡地で4月1日から供用が始まった盛岡市環境学習広場「エコアス広場」(盛岡市上田)のオープニングセレモニーが26日、開催された。
1996年の盛岡競馬場移転後、跡地活用が課題となっていた。地域住民との協議を進め、地域全体の緑化を図るべく自然環境の保全、循環型社会の形成、再生可能エネルギーを自由に学べる場所として整備された。
面積は約2万300平方メートルで、バイオマス資源と資源循環が学べるように汚泥を原料とした堆肥をまいた花畑や、自然観察を行えるように森林を整備していく。通路にはガラスや木材チップを再利用したほか、公園内の電気やトイレは太陽光発電や風力発電など再生可能エネルギーを活用する。環境について学べるパネルも設置した。
オープニングセレモニーでは、緑が丘小学校と高松小学校の児童がキバナコスモスの種を盛岡市長とともに「いこいの花畑」にまいた。
盛岡市環境部環境企画課長の櫻正伸さんは「いつでも誰でも利用できる広場なので、気軽に利用していただければ」と呼び掛ける。
今後は定期的に同広場で環境学習講座を開催。来年度には公園ゾーンを開設する。