「ニコニコ超会議3」出展企業がプレゼンでバトルする「仁義なきプレゼンバトル~六本木頂上決戦」が4月15日に行われ、岩手県が優勝した。
ニワンゴ(東京都)が主催するイベント「ニコニコ超会議3」に出展する企業が約1,000万円分の広告枠を懸けて対決するプレゼンバトルの本選が行われ、ニコニコ動画でライブ配信された。
放送開始からユーザーコメントで「岩手県なにを宣伝するんだ」などと注目が集まった。1回戦はプレゼン対決で4ブロック4チームごとに分かれて、各社が1分間のプレゼンで対戦。コスプレやポールダンスなど多彩なアピール合戦が繰り広げられた。
岩手県はDブロックで、フリーなアプリをPRした「ヤフー」、サバイバルゲームの面白さを語った「エス・ケー・シー」、敗者復活枠で勝ち上がった「日本トーター」と対戦。県のキャラクター、わんこきょうだいのそばっちを頭に乗せて同県秘書広報室の保和衛さんが登場すると、「岩手のおじさんがんばって」などのコメントが寄せられた。ニコニコ動画のプレミアム会員として知られる「プレミアム知事」こと達増拓也岩手県知事が登場する「言論コロシアム」など、同イベントでの内容をアピール。ユーザーの投票でセミファイナルへの切符を手にした。
セミファイナルはブタミントン対決。保さんは初めてのブタミントンだったが冷静に冷静に切り返し、決勝戦へコマを進めた。決勝は3分間のプレゼン対決。相手はゲーム制作会社の「ゲームオン」で、歌を歌いながら出展内容を紹介。対する岩手県は、いわてマンガプロジェクトや三陸鉄道グッズ、洋野町でのニコニコ町会議を紹介。保さんの公務員人生を懸けたプレゼンテーションがユーザーの心をつかみ、ユーザー投票で優勝が決まった。
保和衛さんは「名だたる会社ばかりなので、まさかと思った。ユーザーの皆さんの応援してくれる気持ちをうれしく感じた。当日、出展ブースにも来てもらえれば」と呼び掛ける。
「ニコニコ超会議3」は今月26日・27日に幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催される。