岩手大学教育学部付属小学校4年ほし組の児童35人が2月25日、もりおか復興支援センターで被災者らに「盛岡紹介」の発表を行った。
手作りの「盛岡大研究よいとこMAP」でおすすめスポットをご案内
学級総合の時間で「今、ぼく、わたしにできること」をテーマに復興支援活動を学び参加する中で生き方や考え方を学ぶ狙いで実施。担任の尾崎尚子先生は「被災者の方々が盛岡のことを知らないと聞き、子どもたちと復興支援センターの周辺を紹介する内容に決めた」と話す。
子どもたちが同センター近辺を見学。自分たちが見て触れて聞いた盛岡のおすすめスポットを手書きでパネルにまとめた。8班がそれぞれ「じぇじぇじぇ」や「今でしょ」などはやりの言葉を使い、クイズを織り交ぜながら元気いっぱいに盛岡の街を紹介。運動会で踊っているというさんさ踊りも披露し、会場を盛り上げた。
「たくさんの人を笑顔にするというのがほし組の目標だった。今日発表して気持ちが伝わったのならうれしい」と、発表した大木戸亜実(つぐみ)さん。発表後には合唱曲「ふるさと」を披露。被災者からはお礼として三陸和グルミでつくられた人形が贈られた。
子どもたちの発表を見ていた佐藤貞子さんは「被災者のことを思って、この近辺を行きやすいようにと、分かりやすく立派な発表でびっくりした。子どもたちの元気のよさに圧倒された。元気をもらった」と笑顔を見せた。