岩手の飲食店や企業を中心に構成する任意団体「震災復興支援プロジェクト復興岩手」が2月23日、本氣屋男前厨房(盛岡市開運橋通)で「チャリティー屋台」を開催した。
東日本大震災の避難所へ炊き出しなどの支援を定期的に行ってきた同団体。2012年は愛宕小学校(宮古市)が閉校するのに伴い、記念品とメッセージを贈る活動を行った。当時同校の校長だった古玉忠昭さんが鍬ケ崎小学校(宮古市)校長に就任したことで、昨年度からは鍬ケ崎小学校への支援を行っている。
今回は本年度卒業する同校の児童43人に卒業アルバム費用の一部を支援しようとチャリティー屋台を企画。企画に賛同したあんべ(岩手県遠野市)からはラム肉、東郷直樹さん(茨城県つくばみらい市)からはコメ、山根商店(宮城県松島町)からはうなぎが提供された。メニューは、ジンギスカン(300円)、うなぎの押しずし(300円)、青森県産リンゴジュース(100円)などを販売。売上金の一部と盛岡市内7カ所に設置した募金箱で寄付を募る。
同団体代表の菅原脩さんは「これからも地道に皆さんが自立できるところでの手助けができれば」と話す。
3月上旬、集まった寄付金と寄付者のメッセージを同校へ贈呈する。