盛岡市産学官連携センター内にある岩手志援株式会社（盛岡市上田4）が盛岡広域圏8市町の特産フルーツを生かしたドリンク「ご当地しぼり」を企画製作し、1月から販売を始めた。盛岡広域8市町協同プロジェクトの一環。

「ご当地しぼり」は5種類、盛岡市りんご、紫波町ラ・フランス、滝沢市洋なし、八幡平市山ぶどう、矢巾町ブラックベリー酢（各315円）

　同社は、岩手県産商品のブランディングを手掛けるコンサルタント企業。今回は、女性をターゲットに8市町の特産品を使った小サイズのドリンクを考案。盛岡市乙部のりんご「新世界」、紫波町の「ラ・フランス」、滝沢市の洋なし「マルゲットマリラ」、八幡平市の山ぶどう、矢巾町のブラックベリー酢と産地ごとの特色を生かした5種類を販売する。スタイリッシュなボトルデザインにもこだわり、キャップ上のシールにはご当地キャラを盛り込み地域ごとの特色を出した。

　同社の鈴木勝美社長は「地元発信の産地が見える形で、地元の人がコンスタントに買ってくれる商品を作りたいと思った。生産者の6次産業化に向けての意識改革、情報発信をしながら新しい形にチャレンジしていきたい」と意気込む。今後は、季節や旬に合わせた商品開発や商品のギフトパッケージ化も行っていく。

　価格は1本315円。県内道の駅、サービスエリア、パーキングエリアのほか、インターネットでも購入できる。